漢方を極めた漢方薬剤師になりたいあなたへ。必要な資格やスキル・勉強法をくわしく紹介します | 薬剤師求人サイト・転職エージェント比較2020年最新おすすめ全国版 | ファマコネ

あなたにおすすめの薬剤師求人サイトを診断
        

漢方を極めた漢方薬剤師になりたいあなたへ。必要な資格やスキル・勉強法をくわしく紹介します


薬剤師と言えば、西洋医学の薬を扱うプロですが、実は漢方を扱う薬剤師もいます。漢方薬剤師になりたいけれど、具体的な仕事内容や必要な資格やスキルがわからない方は多いのではないでしょうか。漢方薬剤師を目指すのであれば、仕事内容の基礎知識を身につけたうえで、資格の取得に向けて勉強することが大切です。

また、漢方薬剤師を目指すのであれば、必ず知っておきたいこともいくつかあります。初めて薬剤師を目指す方も、すでに薬剤師の資格を持っている方も確認しておきましょう。ここでは、漢方薬剤師の仕事内容や必要な資格やスキル、勉強法について詳しく解説していきます。

薬剤師の転職成功の近道は自分にあった求人探しから
あなたにぴったりの求人がみつかります

かんたん30秒 まずは無料で相談


漢方薬剤師とは?

漢方薬剤師とは、数多く存在する天然素材を組み合わせ、患者に合った処方をする薬剤師です。漢方は、植物や動物、鉱物などの天然素材を組み合わせて作られることが特徴で、中国から伝来した漢方処方をもとに日本独自のものとして発展してきました。

漢方薬剤師の仕事

漢方薬剤師の仕事は、患者から受けた相談内容をもとに、患者の状態や悩みに沿った漢方を処方することです。一般的な薬剤師は、医師が出した処方せんに従って薬を調剤しますが、漢方薬剤師は自らの知識と経験をもとに処方を選択します。

そのため、漢方の処方によって患者の悩みを解消できれば、大きなやりがいを感じることができるでしょう。また、「健康の増進に役立つ処方」、「医師の治療の役に立てる処方」など、目的に応じて処方の内容を変えることもできます。このような、自由度が高いことが漢方薬剤師の魅力と言えるでしょう。

漢方薬剤師になるために必要な資格・スキル


漢方薬剤師になるために必要な資格やスキルは次のとおりです。

漢方薬・生薬認定薬剤師

漢方薬剤師を目指すにあたり、必要な資格は薬剤師資格のみです。しかし、漢方は西洋医学の薬と全く異なる知識が必要なため、ある程度の勉強が必要です。また、「漢方薬・生薬認定薬剤師」を取得することで、漢方に関する知識を十分に持っていることを証明できます。

漢方薬・生薬認定薬剤師の資格を取得するためには、漢方薬・生薬研修会(日本薬剤師研修センターが行う9回の講義と、薬用植物園実習1回で構成される)に参加した後、試問を受け合格する必要があります。過去の試験問題と解答はインターネット上で公開されているので、難易度はそれほど高くないといえます。
参照元:漢方薬・生薬認定薬剤師制度とは

知識とコミュニケーション能力が必要

医療用漢方の知識は必要不可欠です。メーカーが販売している漢方に配合されている成分や適応症を調べましょう。どの成分がどのような役割を果たすのか、基礎知識を身につけることが大切です。また、漢方に対する理解を深めるために、中医学の知識も身につけましょう。

中医学には、「気・血・水」、「五臓六腑」など西洋医学とは異なる概念があります。調べていくと、西洋医学と表現の方法が異なるだけで、根本的な身体の仕組みの考え方は同じであることに気づけるでしょう。

このような知識に加え、コミュニケーション能力も必要です。患者の悩みや訴えに耳を傾け、悩みの原因に着目する必要があります。そして、具体的な原因を突き止めるために、患者に質問をして、さらなる情報を得なければなりません。そのためには、患者から信用を得ることが必要です。信用を得るために、丁寧な言葉遣い、気持ちに寄り添った対応などを心がけましょう。

漢方薬剤師を目指すにはこんな勉強法がおすすめ

漢方薬剤師を目指す場合は、漢方診療科がある大学や協会が開催する勉強会に参加するといいでしょう。漢方薬剤師として豊富な経験がある人物から基礎知識を学べます。また、漢方を販売しているメーカーが開催しているセミナーに参加するのもいいでしょう。

漢方の成分について、より詳しく学べるため、処方の質を高められます。成分や適応症については、本から情報を得られますが、患者に合った処方のノウハウを本から学ぶことは困難です。患者への対応について、ロープレなどで実際に経験できるようなセミナーや勉強会に参加することをおすすめします。

漢方薬剤師なら覚えておきたいこと3つ

漢方薬剤師を目指すにあたり、次のことは覚えておきましょう。

漢方薬は副作用が全くないわけではない

漢方薬は副作用が少ないことで知られていますが、よく使われる八味地黄丸(はちみじおうがん)、桂枝加苓朮附湯(けいしかりょうじゅつぶとう)などの漢方に含まれる附子(ぶし)は、ほてりや発汗、しびれなどの副作用があります。副作用についてもしっかり知識を身につけましょう。

風邪によく使われる漢方

風邪に対しては、症状に応じて様々な漢方が用いられます。例えば、体力が充実しているが、寒気や発熱、頭痛、咳がある場合は麻黄湯(まおうとう)、体力が虚弱で汗が出る場合の初期の風邪には桂枝湯(けいしとう)や麻黄附子細辛湯(まおうぶしさいしんとう)が使われるなど様々です。

整体観に基づいた考え方が必要

整体観は、身体の臓器や部位がそれぞれ関連しあって機能しているという考え方です。1つの部位や臓器にだけ着目するのではなく、全身の状態を踏まえた処方が求められます。そのため、患者の体質や既往歴などの情報が必要です。

まずは漢方・生薬認定薬剤師の資格取得を目指そう

漢方薬剤師を目指すのであれば、まずは漢方・生薬認定薬剤師の資格を取得しましょう。漢方薬剤師として信頼を得るために必要と言えます。また、中医学や漢方の成分、適応症などの知識とコミュニケーション能力を身につけて、漢方薬剤師として一人前になれるように勉強しましょう。

現場の薬剤師からひとこと

漢方薬剤師を目指すためには、様々な知識やスキルを習得しなくてはなりません。漢方の種類や適応症はもちろん、「気・血・水」や整体観など、漢方独自の概念を習得することも重要です。患者の悩みを聞き出して適切な漢方処方をおこなうためには、コミュニケーション能力を身につけることも必要ですね。
漢方について勉強する方法は本やインターネット、研修会など様々ですが、まずは漢方薬・生薬認定薬剤師を取得することを目指しましょう。資格を持っていれば、患者や他職種からの信頼向上につながるだけでなく、自らの自信にもつながります。他の薬剤師との差別化を図るためにも、ぜひ漢方薬剤師のスキルを身につけましょう。

この記事を監修した人

安永 裕矢(やすなが ゆうや)

監修者プロフィール

6年制薬学部を卒業後、製薬会社MRを経て、調剤薬局に勤務。製薬会社では幅広い領域の薬剤を扱っていたので、様々な領域の医薬品知識にもとづいた服薬指導を心がけています。趣味はドライブ、スノーボード、食べ歩きなど。


薬剤師のための人材会社おすすめ3選