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もしも患者さんが英語で話しかけてきたら?知っておきたい薬剤師のための基本英語4つ

この記事の最終更新日は2020年05月08日です。
現在は内容が古い可能性がありますのでご注意ください。

患者さんの中には、日本語以外の言葉で病院を受診する方も少なくありません。中でも英語圏の方々は多く、病院をはじめ、薬局でも最低限の英語対応が求められています。もし英語が苦手で悩んでいても、薬局で必要とされる基本英語を覚えておけば問題なく対応ができるでしょう。この記事では、薬剤師として備えておきたい基本英語をご紹介します。

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薬剤師は英語を話せないといけないの?

近年、日本には観光などでも数多くの外国人が訪れています。以下の表は過去5年間の訪日外客数を示していますが、年ごとに波はあるもの年間250~600万人、平均450万人ずつの増加があることがお分かりいただけるでしょう。


参考: 訪日外客数・出国日本人数データ|統計・データ|日本政府観光局(JNTO)(2019年日本政府観光局 訪日外客数)

また、平成27年度に調査された訪日外国人患者受け入れ実績(※)では、52.2%が外来実績ありと回答し、入院に関しても42.1%が実績があることを把握しています。

年々外国人の来日数が増えていることに輪をかけて、来年には東京オリンピックが開催されます。外国人受け入れのため、宿泊事業やインフラ整備などにも注力されていますが、同様に医療業界にも期間中の適切な対応が求められているのです。

特に競技開催地となるエリアでは、外国人への対応が必須となることが予想されます。医療通訳者の必要性も問われる中、現在はまだ職業として充足させるためベースが確率されていないため、少しでも薬剤師を含む医療関係者の英語力は強く求められています。
参照元:(※)「医療機関における外国人旅行者及び在留外国人受入れ体制等の実態調査」の結果

【シーン別】薬剤師向け基本英語4つ

薬剤師が必要になる英語は、診察に必要な情報確認・症状の確認・服薬指導・薬効説明などが主になるでしょう。ここではシーン別に覚えておきたい基本英語をご紹介します。

「どうされましたか?」など、診察に必要な情報確認のシーン

まず自分から患者に声をかける際には、必ず「Hello」と声をかけましょう。その後、症状確認までに必要な基本英語の文章は、以下を参考にしてみてください。

薬剤師「どうされましたか?」May I help you? / How can I help you?
患者 「風邪をひいたみたいです」I think I caught a cold.

薬剤師「ここの病院を受診するのは初めてですか?」Is this your first visit to this hospital?
患者 「はい、初めてです」Yes, I will visit for the first time.

薬剤師「保険証はありますか?」Do you have an insurance card with you?
患者 「保険証はないわ」I have no insurance card.

薬剤師「予約済ですか?」Do you have an appointment?
患者 「予約方法がわからないの」I do not know how to make a reservation.

「熱は何度ありますか?」など、症状確認のシーン

英語を話す患者さんが来院するときは、多くが慢性的な病状ではなく風邪の症状や外傷などが多いです。質問に対する答えも合わせて把握しておきましょう。

薬剤師「症状はどんなものですか?」What are the symptoms?
患者
「腕に痛みがあるんです」I have a pain in my arm.
「悪寒がして…」I have the chills.
「熱があるし鼻水がでます」I have fever and a runny nose.
「下痢と腹痛がひどくて…」I have stomachache with diarrhea.

薬剤師「熱は何度ありますか?」How high is your fever?
患者
「38℃です」I have a fever of 38 degrees.
「熱はありません」I have no fever.

薬剤師「いつから症状が現れたのですか?」When did the symptoms begin to appear?
患者
「昨夜からです」I had a fever from last night.
「3日前からです」I have fever from 3 days ago.

「これは1日1回飲んでください」などの服薬指導のシーン

服薬指導の際には、端的に分かりやすく説明しましょう。また、事前にお薬の形状なども確認しておくと親切な対応ができます。

薬剤師「粒のお薬は飲めますか?」Can I take granular medicine?
患者 「はい」Yes.
薬剤師「このお薬は1日2回飲んでください」Take this medicine twice a day.
患者 「いつ飲めばいいかしら?」When should I drink it?
薬剤師「食前に飲むのが効果的です」It is effective to drink before meals.

「これは痛みを和らげます」など、薬効説明のシーン

薬剤師が薬の効果を話すときには、以下の文法を使用し単語を当てはめると伝わりやすいでしょう。ぜひ参考にしてみてください。

・It stops~「〇〇を止めます」
・It eases~「〇〇を和らげます」
・It alleviates~「○○を抑えます」
〇〇には、痛みpain / かゆみitching / 咳 coughing などを当てて使用してみましょう。

忙しい薬剤師でもアプリなら手軽に英語を学べます!

実際に忙しい薬剤師の仕事をこなしながら勉強するのは、簡単ではありません。高い教材費などがあれば負担になってしまいますので、身近で手軽に英語が学べるアプリを利用するのがおすすめです。

患者さんに即日親切対応ができるアプリEX Language Nurse

情報メディア研究室と病院スタッフが産学共同によって開発しているアプリです。医療現場で必要となる翻訳音声で、英語・中国語・韓国語・ポルトガル語の4か国語の外国人をサポートします。シーンごとに会話を選択でき、素早いコミュニケーションが可能です。ネイティブの翻訳音声を耳から叩き込むのにピッタリなアプリでしょう。LITE版は無料ですが、シーンが限定されています。

iOS: ‎EXLanguageNurse – 多言語医療通訳アプリ on the App Store

音声と文章で理解しながら伝える|英語でHELP!病院会話 EX Language

伝えたい言葉が、音声と文章で分かりやすく表示され、薬剤師の方の英語勉強にも最適なアプリです。受付から調剤薬局で薬を受け取るまでのシーン別になっています。英語を話す患者さんでも薬剤師でも、どちらからでも使用できるのが魅力です。また、身体の部位や症状別に詳細な説明ができるよう微妙なニュアンスも伝えられます。フレーズが豊富なので医療英会話を覚えたい人にはぴったりです。

iOS: ‎「英語でHELP!病院会話 EX Language」をApp Storeで

医療に役立つ単語を増やす!医療通訳英単語 器官名称

薬剤師も知っておきたい器官名称がクイズ形式で覚えられるアプリです。通勤などの隙間時間で勉強でき、繰り返すことで語彙力を増やせます。厚生労働省の医療通訳者カリキュラムに掲載されるテキストから単語をピックアップしていますので、問題も充実しシンプルで分かりやすいと評判です。

iOS: ‎「医療通訳英単語 器官名称編」をApp Storeで

いつでも誰にでも対応できる薬剤師を目指して

今後も、益々インパウンド市場は増えていくことが予想されます。日本全体が、さらに国際化に馴染んでいかなければなりません。薬剤師をはじめ医療関係者も同様です。薬剤師の仕事に自信をもって対応するためにも、身近な基本英語を習得し備えておきましょう。


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