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パート薬剤師の最大の悩み?子育てや家事との両立ができる職場の選び方

この記事の最終更新日は2020年05月12日です。
現在は内容が古い可能性がありますのでご注意ください。

どんな職業でも共通していますが、仕事と子育て、家事をパーフェクトにこなすことは至難の業です。とくに子どもが小さいうちは困難を極めると言って良いでしょう。夜泣きだってあるし、起きている時も目が離せないし、外出だってままなりません。時間に限りのある仕事とは異なり、子育てと家事はノンストップ、そして無限に続くものです。

薬剤師には、人々の健康に貢献するという重要な使命があります。それはパートであっても同様です。そんな中、仕事・子育て・家事をすべて可能にするためにはどんな職場を選べば良いのでしょうか。

この記事では、女性にとっても最大の悩みである仕事・子育て・家事をすべて満たすことができる職場の見極めや、そんな職場を探すコツ、両立させるためのノウハウについてパート薬剤師の視点でご紹介します。

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子育て中のパート薬剤師にあった理想の働き方とは?

薬剤師には、①正社員②派遣③パートの3つの働き方があります。子育て中であれば、時短や働く日数を選択できるパート薬剤師がもっとも現実的でしょう。

理想は、残業もなく決まった日時に出勤/退勤できて、子育てや家事に支障のない範囲で働けることです。また、パートであれば、基本的に長期雇用となるので派遣のように「いつ切られるか」という心配もありません。安定して長く勤務したいのなら、子育て中はパート、子どもが成長したら正社員、そんな働き方だって可能です。

仕事・子育て・家事をすべてパーフェクトにこなそうと思うと、今度は自分がパンクしてしまいます。何をいちばん大切にしたいのか自分の中で明確にした上で優先順位をつけてオリジナルの働き方を見つけましょう。

ママ薬剤師が避けるべき職場、いい職場

ハッピーなママ薬剤師ライフを送るためにもっとも重要なのは、職場選びと言っても過言ではありません。入社してから「こんなはずじゃなかったのに……」と嘆いても後悔先に立たず。まずは事前にNGな職場とOKな職場を把握しておくことが大切です。

避けるべきNGな職場

子育て中のママ薬剤師が避けるべき職場の条件はいくつかあります。

①残業が多い職場

せっかく時間に融通が利くパートでの就業を希望したのにも関わらず、残業が多いのであれば元も子もありません。極端に薬剤師の人数が足りていない職場や、ドラッグストアなどのひとり薬剤師などであれば残業を強いられることもあるので候補から外して良いでしょう。

②やたらと地元密着すぎる職場

地元密着の職場であるにこしたことはありませんが、ドラッグストアや薬局に訪れるお客さまはそのほとんどが地元の人間です。仕事以外の相談をされたり、職場で無駄話に付き合わされたりして、仕事に集中できなくなる恐れもあります。

③子育てママへの理解が足りない職場

ほかのスタッフや上司が子育てママへの理解が足りない場合、意思疎通が生じてしまいます。子どもの急病などで突然のお休みをいただく際にも「それぐらいで休むなんて、仕事を舐めているな」と思われてしまう可能性も……。面接時などにしっかりと確認しておくようにしましょう。

ここは安心!OKな職場

NGな職場を把握したら、次のステップはOKな職場の見極めです。

①ママ薬剤師が多い

ママ薬剤師が多い職場は、子育てへの理解がある職場と考えられるでしょう。また、先輩ママから仕事・子育て・家事についてさまざまなアドバイスをいただけることも励みとなります。

②福利厚生がしっかりしている

たとえパートであっても、有休などの制度は利用する権利があります。事前に福利厚生についてしっかり確認して、安心できるようならエントリーしましょう。

ママ薬剤師に理解ある職場を探すコツ

では、ママ薬剤師がパートで勤務する場合、どんな風に活動したらハッピーな職場にめぐり合えるのでしょうか?

面接時に諸条件の確認をして意思疎通をする

残業はあるのかないのか、スタッフの体制はどのようになっているのか、仕事内容について、事前に事細かに確認をしておきましょう。さらに書面でも記録しておくことです。そうすることで、自分の身も家庭も守ることができます。

インターネットなどで口コミを見る

インターネットの口コミサイトでは、その職場で働いている(働いていた)方、お客さまの声が掲載されています。前知識があれば、残念な転職を回避できる可能性が高いです。ただし、そうした意見を鵜呑みにするわけではなく、あくまでも客観的な意見として受け止めましょう。

転職のプロに相談する

パート薬剤師の求人は想像以上に多く、住んでいる場所を問わず選びたい放題的なイメージがありますが、「子育て」「家事」を大切にしたいのであれば働く条件についても重要です。しかしながら、求人情報ではなかなかそれが見えてこないのも実情です。「残業なし」と記載されていても実際は残業があったり、「アットホームな環境です!」と記載されていても内情はギスギスしていたり……。そんな時に頼りになるのが転職エージェントです。パートとは言え、希望にマッチする案件を紹介してくれるので安心して利用できます。確実に、後悔のない仕事に就きたい場合はいちばん無駄がありません。非公開求人案件も多く揃えているので、自分にマッチした仕事にも出会いやすいはず!

薬剤師の仕事と子育て・家事を両立させるコツ

薬剤師の仕事に限定する話ではありませんが、仕事と子育て・家事を両立させるコツはいくつかあります。

近所の職場、保育園を選択する

働くママにとっては通勤時間がいちばんのネックです。また、保育園に預けるとしても、勤務先や自宅から近い方が当然便利です。一瞬一秒が大事な働くママなのだから、職場、保育園も効率の良い導線を考えて選択することが仕事と子育て・家事を両立させる近道です。とくに近隣に頼れる関係者(親など)がいない場合、子どもに何かあってもすぐ駆けつけられる距離というのは安心ですね。

時短アイテムを最大活用!

お掃除ロボット、食洗機など、現代の利器を使用することで家事に必要な時間を大幅に短縮することが可能です。その分、家族との時間に充てられます。また、時にはお惣菜キットを利用することも賢い奥さまです。働くママにとって、とくに薬剤師であれば仕事中に今日、明日の献立を考えることは難しいはず。キットであれば献立は決まっているし栄養バランスも考えられていて無駄な買い物をする必要もなくなり家計の節約になる可能性もあります。家事をサボっているのではないか……そんな風に悩むことはありません。利用できるものはお金をかけて賢く利用する。その方が仕事・育児・家事のストレスも溜まりません。アイテムによっては初期投資には費用がかかるかもしれませんが、その分だけのプラス要素があるはずです。

時には家事代行という手段もアリ

家事をすべて働くママが担当している場合は、週に2回程度家事代行サービスを利用してみることもオススメです。1時間の基本料金は2,000円程度とそんなに高い金額でないところも多く、お願いできるサービスも掃除から料理までとさまざまです。手を抜けるところはプロの力を借りて手を抜く。それも仕事・育児・家事を両立させる秘訣のひとつです。

休憩時間が不要な範囲で働く

法律では、労働者が6時間を超えて勤務する場合は45分の休憩時間を、8時間以上の勤務であれば60分以上の休憩時間を与えないといけない、と定められています。つまり、6時間未満の勤務であるのなら、休憩時間がいらないということ。とくに休憩時間を必要としない勤務時間に設定して、効率的に働くこともワークライフバランス向上の鍵です。休憩時間にはもちろん時給が発生しません。その時間を無駄にするくらいなら、潔く「休憩ナシ!」で働く方が子育てや家事にも都合がいいかもしれません。

旦那さまに育児・家事を協力してもらう

結婚&子育てして働いている場合、旦那さまの理解の有無が最重要となります。いまだに「女は家を守るべき」なんて時代錯誤の人もいらっしゃるかもしれませんが、共働きである限りはナンセンスです。育児や家事の役割分担をしっかりして、旦那さまにも協力してもらった上でお仕事をしましょう。もしも育児力や家事力がまったくない旦那さまでも、今後のライフプラン(子どもの学費や老後に必要な資金など)を説明して、協力してね、とお願いしたら大概は協力してくれるはずです。事実、昨今は働くママのワンオペ育児や家事で離婚に発展しているケースも多数あるのだから、ちゃんと理解をしてもらうようにしましょう。

パートだからこそ仕事・子育て・家事の両立は可能! 不安な時は……?

時間の融通が利くパート薬剤師という働き方は、とくに子育て中のママであれば賢い選択であり、職場や家族の理解で仕事・子育て・家事の両立を実現することが可能です。ただし、もっとも重要なのは、パート先がその理解を得ることができる職場なのか否か、ということ。
ブランクがあり復職したいけど、今後やっていけるのか心配……と悩む時は、ひとりで悩むよりも仕事のプロに相談してみることが手っ取り早く、確実な手段です。ライフスタイルに合わせたアドバイスもしてくれるので、理想の働き方を提案してくれますよ。ママ薬剤師専用の転職サイトもあるので、ぜひ利用を検討してみてください。


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